背中ニキビとゲンタシン

背中ニキビの炎症や赤みを取り除き、同時に火傷やヘルペスの治療にも使われているのがゲンタシンで、非常に広範囲に使用できる薬として有名となっております。

ゲンタシンは、アミノグリコシド系の抗生物質で、背中ニキビの原因である細菌の増殖を有効成分であるゲンタマイシン硫酸塩が防ぎ、感染症を治してくれるため、おでこニキビや頬ニキビ、お尻ニキビの治療にも使われているのです。

この薬はステロイドではありませんし、特に大きな副作用もないので服用の際に注意しなければならない点は少なく、ドラッグストアで300円という低価格で購入できるというメリットもあります。

また、半透明の薬なので、外出前にも背中や顔に抵抗なく塗れるというところも、優れたポイントの一つであると言えるでしょう。

患部が炎症を引き起こし、膿を伴った赤ニキビでもゲンタシンの使用は可能で、背中ニキビの根本的な原因であるアクネ菌をやっつけてくれるので、試す価値は大いにあります。

他の抗生物質と同じように、凸凹タイプや色素沈着タイプのニキビ跡には大きな効果がないものの、背中ニキビの症状は緩和できるので、使用してみるのは良いかもしれません。

しかし、医師の処方箋を得て薬を使用するのであればまだしも、自分の判断で勝手に薬を肌に塗ると、思わぬトラブルが引き起こされてしまうので、安全策を取るのであればジュエルレインの方が良いです。

ジュエルレインは医薬品ではなく、薬のような即効性は期待できないものの、外界の刺激に敏感な肌をお持ちの方でも安心して使えるので、背中ニキビの症状を抑えるために一度試してみてください。

さて、ゲンタシンが作用する菌は、緑膿菌や大腸菌など様々で、その中にはアクネ菌も含まれているので、背中ニキビの治療にも用いられております。

基本的に塗り薬なので副作用はかなり少ないものの、個人によっては発疹や腫れが引き起こされる場合があるので、これらの症状が肌に表れたら直ぐに使用を中止して、場合によっては専門医の診察を受けるべきです。

また、このような過敏症状だけではなく、長期的に服用することで耳鳴りやめまいといった不快な症状が引き起こされることがあります。

外用薬なのにこのような症状が表れることに対し、疑問を持っている方がいらっしゃるかもしれませんが、それは薬の中に含まれている成分が肌から浸透して内部に行き渡るからです。

妊婦さんや子供は、ゲンタシンが服用できない場合があるので、あらかじめ使用する前に医師の診察を受けるようにしてください。