背中ニキビとサリチル酸

背中ニキビに有効な成分としてサリチル酸が挙げられ、多くのニキビケア製品や化粧品の中に配合されているという特徴があります。

サリチル酸は別名でBHA（ベータヒドロキシ酸）と呼ばれており、皮膚の角栓や角質を溶かし、肌の生まれ変わりを促進させるピーリング効果が期待できるので、背中ニキビの治療薬などに配合されているのです。

実際に、低濃度のサリチル酸を肌に塗ると、角栓が少しずつ溶かされ、固く閉じた毛穴の角質除去ができるので、毛穴詰まりによって引き起こされる背中ニキビケアに適していると言えるでしょう。

ピーリング作用があるということで、肌に悪影響が引き起こされるのではないかと不安を感じている方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、日本で医薬部外品として販売されている製品には、アメリカで販売されている治療薬の約10分の1に当たる0,2％のサリチル酸となっているので、大きな副作用が引き起こされるということはないはずです。

背中ニキビの症状を甘く見ている方はいらっしゃいますが、放置すると慢性的な炎症や色素沈着といったトラブルに繋がります。

そのため、皮膚を柔軟にする働きを持っているサリチル酸を使用し、早めに背中ニキビの治療を始めた方が良いということがお分かり頂けるはずです。

このサイトで詳しくご紹介しているジュエルレインには、サリチル酸は含まれていないものの、同じような効果を発揮してくれるグリチルリチン酸2Kが配合されております。

背中のボツボツやブツブツを解消し、健やかな状態で保てるようになるので、是非一度ジュエルレインを使ってみてください。

さて、市販で販売されている化粧品のサリチル酸の濃度は薄く設定されているものの、美容皮膚科で行われているケミカルピーリングでは、高濃度のサリチル酸が使われております。

ケミカルピーリングは薬品を皮膚に塗布し、角質や真皮の一部を溶かすような施術で、肌の生まれ変わりを促してくれる素晴らしい施術なのです。

薬品として使用されているのは、クエン酸やリンゴ酸、乳酸といったフルーツ酸で、その中の一つとしてサリチル酸が使用されることがあります。

ただし、サリチル酸を使ったピーリングの作用は、1ヶ月以上使用した時に表れるという特徴があり、美容皮膚科を利用したとしても、1回の施術で背中ニキビが改善されるというわけではありません。

それに、古くなった角質を無理矢理剥がすこととなるので、頻繁に行うと肌の乾燥の大きな原因となるため、適切な間隔をあけるようにしましょう。