背中ニキビとピーリング

背中ニキビとピーリングについて

肌のための美容医療で、背中ニキビの改善にも用いられているのがピーリングで、女性の方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ピーリングとは肌に残された古い角質や汚れを、専用の薬剤を用いて剥がすことを指し、皮膚から取り除くことによって本来の機能が取り戻されます。

 

肌の新陳代謝がスムーズに行われていないことが原因で背中ニキビが発生していることが多く、それを生活習慣の見直しで改善するには長い時間が必要となるので、ピーリングで化学的に皮を剥き生まれ変わりを活発にさせるわけです。

 

美容皮膚科ではケミカルピーリングと呼ばれており、背中ニキビの治療だけではなく、シミやくすみの除去、美白治療といったように、様々な分野で利用されております。

 

背中の状態は自分でチェックするのが非常に難しく、実際に背中ニキビができると一人で治療するのも困難なので、症状を抑える方法の一つとして、美容皮膚科で行われているケミカルピーリングに頼るのは良いかもしれません。

 

この施術で使用するのは酸で、クリニックによって使われる種類が異なるものの、グリコール酸やフルーツ酸など、それぞれが異なった作用を肌にもたらすという特徴があります。

 

化学薬品を肌に塗布するということで、痛みが生じるのではないかという不安を抱いている方がおりますが、ケミカルピーリングで耐え難いほどの痛みに襲われるということはほとんどないでしょう。

 

しかし、グリコール酸は肌にピリピリとした刺激を感じることがあるので、どうしても痛みが嫌だという方は、オイリー肌やざ瘡の症状が酷い場合に使用されるウエットピーリングがおすすめです。

 

クリニックによってはウエットピーリングを取り入れていないところがあるかもしれませんが、痛みは全く引き起こされない施術ですし、背中ニキビを治すとともに美白効果を得ることもできます。

 

最近ではドラッグストアなどで、自宅で利用できるピーリング石鹸が販売されており、病院へエステに通うよりも安いということで、実際に試したという方はいらっしゃるかもしれません。

 

ケミカルピーリングと同じように、肌の角質を落とす作用が期待できるものの、乾燥肌や敏感肌の方が使用すると炎症が悪化する可能性があり、背中ニキビの状態が酷くなることがあります。

 

特に、背中の皮膚は他の部分よりもデリケートで、敏感に反応するという特徴があるため、肌が弱い方はピーリング石鹸を使用しない方が良いです。


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