背中ニキビとカフェイン

背中ニキビとカフェインについて

私たちは日常生活の中でカフェインを摂取することが多く、コーヒーや緑茶といった飲み物に含まれているので、全く摂取しないという日はほとんどありません。

 

決して有害な成分というわけではないものの、カフェインは血管を収縮させて血液の流れを悪くする作用があるため、肌の状態が悪化して背中ニキビの大きな原因になりやすいのです。

 

一見、背中ニキビとは何も関係性がないと考えるかもしれませんが、肌に届けられる栄養素は血液を通っているため、その流れが悪くなれば十分な栄養分が行き届きにくくなります。

 

カフェインには集中力をアップさせたり、テンションを上げるというプラスの作用もありますが、背中ニキビを予防したいのであれば、なるべく摂取量を減らすような試みを行った方が良いでしょう。

 

また、カフェインが多く配合されている甘い缶コーヒーばかり飲んでいると、体内の血糖値の乱高下が起こり、インシュリンと呼ばれる物質が分泌されるようになります。

 

このインシュリンが分泌される際に、体内のホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンも増加する傾向にあるので、皮脂の分泌量が増えて背中ニキビが引き起こされやすくなるという仕組みです。

 

更に、お腹が空いている時にカフェインを摂取すると、胃がチクチクと痛むことがあるかもしれませんが、これは胃腸に大きな負担が掛かっている証拠で、その影響で肌のコンディションも悪くなり、背中ニキビができやすくなります。

 

他のページで、タバコを吸うと体内のビタミンCが消費されると説明致しましたが、実はカフェインを取りすぎても体内にあるビタミン類やミネラル類が排出されてしまうのです。

 

もちろん、少量であれば全く問題はありませんし、絶対にカフェインを摂取しないというのは現代の食生活では無理があるものの、ティータイムとして普通の人の何倍ものコーヒーや紅茶を飲んでいるという方は、慢性的にビタミンやミネラルが不足しているかもしれません。

 

これらの飲み物は嗜好品なので、日常的に飲んでいる方は止めるのが難しいかもしれませんが、代わりに美肌効果が高いと言われているハーブティーがおすすめです。

 

ハーブティーの独特の香りが苦手という方はいらっしゃるものの、リラックス効果も同時に得られる飲み物なので、背中ニキビの対策として優れていると言えます。

 

カフェインの取りすぎで、夜に眠れないという不眠の症状を訴える方もいらっしゃるので、寝る前に1杯のハーブティーを飲んでみてください。


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